理想的な休みを過ごしたこと

理想的な休みを過ごしたこと

私の理想的な休みは、何もしないで過ごすことだ。

こう言ってしまうと本当に嫌がる人が多いと思うけれど、分かる人は分かってくれると思う。

日曜は朝起きて弁当を作る、という任務はあったものの、

その時に昼間自分が食べるものも用意し、お茶も小さな魔法瓶に入れておいた。

これで好き勝手に過ごして、おなかがすいた時にも「何を作ろう」とか「買いに行こうか。

でも着替えるのが面倒くさい」とか、悩む心配がなくなる。

本を読みたいと思いつつ、パソコンの前に座り、あっという間に一時間が過ぎてしまった。

特に何が見たいというのではないけれど、何となく片付け方とか、収納の特集があるとチェックして、

「へえ」とか「なるほど」と頷いて、自分でも辛うじて出来そうな裏技だけ覚えておく。

テレビの番組表に目を通して、ついでに春からのドラマもどんなものがあるのか見ておいた。

 

その後、綾辻行人さんの読み掛けの本を読んだ。

だいぶ面白いところまできた。

ネタばれしてしまうと、黒猫館の管理人さんが、行方不明の教授だというのは何となく分かる。

うーん、ただ、他の伏線において、ドラマをよく見ている私の入り方に癖があるのかもしれないが、

後で重要になる多くの伏線やキーワードは、

出来るなら後から出て来るより、前から出ている方が「あっ」という気になるんじゃないか、と思った。

どうしても、面白くなってきた中盤でヒントが出てしまうと、

読む方も敏感に喰いついてしまって「あ、そこだったのか!」という意外さを楽しむ面が減ってしまう。

だいぶ面白いところまできた時に、睡魔が襲って来た。

何時間も寝てしまうとよくないので、目ざましをセットして寝た。

昼過ぎに寝て、起きたのは2時半。

そこから新聞の土曜版に目を通しながら、朝作っておいたお昼を食べて、

パソコンをチェックし、また本を読んだ。

若干物寂しい気もしたけれど、自分にはたまにこういう時間が必要だな、と思う。

何をした、という大きな収穫があるわけではないけれど、

そういう細々とした、毎日やりたいなと思いつつ、

出来ないことをすると、またやらなければいけないこともやりたいことに変えていける気がする。

フリードスパイク

ビバ!仮面ライダー・1

少し前まで、夫と息子がテレビの前で並んで夢中で観ていた『仮面ライダー』。

今放映中の『仮面ライダー・フォーゼ』ではなくて……。

今から四十年近く前に放映されていた正真正銘の『仮面ライダー・一号』です。

今の仮面ライダーは、一号からは想像もつかないくらいメカニックなルックスになっていますが、もともとは「人造人間」、しかも「バッタ」だったんですよね。

いかにも「着ぐるみ」的な衣装をまとった仮面ライダーが颯爽とバイクを走らせるシーンに、嫌でも昭和四十年代の香りを感じます。

仮面ライダー・一号こと本郷猛を演じていたのは藤岡弘さん。

今でも芸能界で現役でご活躍されている藤岡さん、なんとアクションシーンをスタントマンに頼らず、実際にご自分で演じていたりもしたのだとか。

そして、夫が好きだった悪役の「怪人たち」。

ピラピラしたビニール製の触手を持った「クラゲダール」とか、シャボン玉を吹いている「カニバブラー」とか……。今となっては微笑ましいくらい手作り感いっぱい。

下手すると、背中のチャックが見えてしまいそうな着ぐるみ怪人ではありますが、放映当時はそんなこと全然気にならなかったそう。

ちなみに息子も、正義の味方・仮面ライダーより、毎回違ったタイプが出てくる怪人たちの方が見ていて楽しいらしく、幼稚園のお絵かき帳に「吸血三葉虫」だの「エイキング」だのを描いて、先生を唖然とさせていました。

今の『フォーゼ』はすっかり学園ドラマになってしまっていて、イケメンもたくさん出てくるし、これはこれで面白いとは思うのですが、昔のように体を張ったアクションや、製作者の苦労をしのばせる特撮などはありません。

やっぱり昔の素朴な仮面ライダーの方が、ストレートに子ども心に訴えるものがあるようです。